Gill Sans作者の碑文にインスパイアされたというオールドスタイル・ローマンのフリーフォント「Cenotaph Titling」をご紹介します。

「Cenotaph Titling」は、Gill Sans（ギル・サン）で有名なタイポグラファー、エリック・ギルの碑文にインスパイアされたデザインとのことです。そのせいか、いわゆる小文字が存在しないスモールキャピタルとなっています。
Trajanや以前ご紹介したフリーフォントのForumと同様にオールドスタイルのセリフ体ですが、縦・横のステム（画線）の太さに差異が少なく、フォント名の通りよりディスプレイ（タイトル）向きなデザインといえるかもしれません。

このフォントはOpenTypeフォーマットで提供されており、10種類の合字（リガチャー）が含まれています。
本記事のタイトル画像でも「Titling」の部分を合字にしており、アクセントになっています。要所要所でうまく取り入れれば、デザインの幅が広がりそうですね。

ライセンス

個人利用・商用問わず無料ということでありがたい限りですが、ご使用の際にはご自身でライセンス（規約）をよくご確認ください。

Cenotaph Titling