映画字幕フォント シネマフォント

映画字幕用の文字を再現した「シネマフォント」を購入してみましたのでご紹介します。

近頃は劇場でもゴシック系の字幕が増えてきているようですし、Blu-ray映画もゴシック系を使っているようなので少し残念ですが、昔ながらの映画字幕は、手書き感もあり独特の雰囲気があります。
つい最近、そんな映画字幕フォント「シネマフォント」を購入してみました。

映画字幕フォント シネマフォントパック

シネマフォントパックには、ポジフィルムに使う「パチパチ文字」とネガフィルムに使う「焼き込み文字」の2種類が収録されています。パチパチ文字、焼き込み文字はそれぞれ等幅とプロポーショナルがあり、パチパチ文字のルビ(かな・カナ・英数のみ)も収録されています。
文字のデザインは映画字幕の第一人者、佐藤英夫氏によるものだそうです。

パチパチ文字

シネマフォント(パチパチ文字)

「日」や「車」、「国」など四角く囲まれてしまう文字には切れ目があり、門構えや馬偏など漢字の一部には略字が使用されています。より映画のイメージが色濃いのはこちらのタイプだと思います。

焼き込み文字

シネマフォント(焼き込み文字)

切れ目などはなく普段見慣れた文字に近いので、そういう意味ではこちらのほうが読みやすいかもしれません。

焼き込み文字を使って、ちょっとしたサンプルを作ってみました。
これだけで、なんだか映画のワンシーンのように見えてしまいます。映画っぽい雰囲気を出したい時や、デザインのアクセントに使ってみてはいかがでしょうか。

cinema-img

その他に、TYPE C4のUDフォント(日本語)なども30書体付属しています。
TYPE C4のフォントは、Windowsのメイリオと同じデザイナーによるものだそうです。UDフォントは視認性に配慮されているので、シニア向けや公共のデザインなどに使えそうです。

補足

ライセンスは、一般的な商用利用はできますが、TV、映画、ソフトウェアなどには使用できません。
ただし、この製品には「追加商用利用許諾免除プログラム」というものがあり、「特定の条件のもと、事前に利用内容を弊社サイトに登録申請いただくことにより、別途必要な許諾または許諾料の支払いが免除される製品」だということです。(映画、テレビでの商用利用は対象外)
自分が関わることはあまりなさそうですが、人によっては用途が広がりそうですね。

まとめ

映画、テレビでは使えないというものの、商用のWebや印刷物でも使えるフォントとしてはかなりリーズナブルな価格設定だと思います。また、Windows、Macの各1ライセンスが付属しており、少しの投資でデザインのバリエーションが増えることを考えれば、かなりお買い得といえるのではないでしょうか。

映画字幕フォント シネマフォントパック
映画字幕フォント シネマフォントパック
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