劣化を最小限に抑えたJPEG画像軽量化アプリ「JPEGmini」
劣化を最小限に抑えながら最適化することで、JPEG画像のファイルサイズを軽量化できる「JPEGmini」というアプリのご紹介です。
少し前になりますが、「JPEGmini」というJPEG画像の軽量化ソフトを購入してみました。
公式の説明によると、知覚的な品質に影響を与えないようにしながら、冗長性を除去することでファイルサイズを削減しているそうです。
最大80%ファイルサイズを縮小すると謳われていますが、Web向けの画像でこれまで使用した感覚では50〜20%程度削減できている印象です。
当然ながら、必ずしも大幅に軽量化できるわけではなく、元画像の解像度や写真の特性により縮小率は左右されます。例えばデジカメで撮影したままのJPEG画像など解像度の高い画像であれば、より高い効果が期待できると思います。
パフォーマンスがどの程度かは、公式サイトで説明されています。
以下に表を引用しておきますので参考にしてください。
JPEG写真の解像度 | 典型的なJPEGmini ファイルサイズの縮小 |
---|---|
8メガピクセル以上 | 70〜80% |
3〜7メガピクセル | 50〜70% |
1〜2メガピクセル | 40〜60% |
1メガピクセル未満 | 30〜50% |
(出典:公式サイト)
使い方
基本的な使い方は、JPEG画像をアプリ画面にドラッグ&ドロップするだけです。圧縮率等の設定はなく、デフォルトでは元のファイルが上書きされます。
オプション画面では、指定フォルダへの書き出し、最適化時のリサイズの有無などが設定可能です。
試してみるには
いきなり購入は…とためらう方も多いはず。MacならApp Storeで1日20枚までの画像を軽量化できる「JPEGmini Lite」(無料)が試せます。
小規模なWebサイトやブログの運営になら、Liteでも充分対応できそうですね。
また、公式サイトでも試してみることができます。
トップページの写真左下の「TRY IT NOW」をクリックしてください。
購入方法
Mac
Mac版はApp Storeから購入できます。
また、「JPEGmini Lite」からApp内課金で「JPEGmini」にアップグレードすることも可能です。
ただし、アップグレード購入した場合はApp Storeの「購入済み」での表示が「JPEGmini Lite」のままになってしまい、アプリのファイル名も「JPEGmini Lite」のままになってしまいます。使用には問題なく、アプリ名についてはFinderでファイル名を変更すれば済みますが、(若干気持ち悪いので)アップグレードではなく改めて「JPEGmini」を購入されることをおすすめします。
Windows
Windows版もリリースされており、公式サイトから購入することが可能です。
購入画面はシンプルで、ところどころ英語ではありますが、日本語にも対応しているので困ることはないと思います。
公式サイト
http://www.jpegmini.com/app
まとめ
ファイルサイズ削減というシンプルな機能ではありますが、スマホサイトの制作には欠かせないツールだといえます。また、写真撮影が趣味でデジカメ画像がHDDを圧迫している!という方も便利に使えるのではないでしょうか。
2,000円(App Store価格/2015.1.15時点)という価格は決して高い買い物ではないと思いますが、画像軽量化のアプリは他にもありますので、選択肢の一つにしてみてはいかがでしょうか。